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交通事故で外貌醜状を負った人の慰謝料請求

田中弁護士

「交通事故の怪我の治療は終わったけど、顔に傷跡が残ってしまった」

外貌醜状は、交通事故の負傷により外見に醜状が残ってしまったケースで認められる後遺障害です。

このような傷跡は、被害者にとって非常にショックですし、日常生活でも外見による印象が悪くなる、将来の就労可能性を狭めてしまう、などの不利益も考えられます。

そして、このような損失の補償を受けるためにも、外貌醜状の後遺障害等級認定を獲得する必要があります。

今回は、交通事故により外貌醜状となってしまった被害者にむけて、後遺障害等級認定や逸失利益を獲得する上でのポイント、慰謝料請求、裁判例などについて、詳しく解説していきます。

交通事故の外貌醜状とは?

まずは、交通事故による外貌醜状について、詳しく解説いたします。

外貌醜状の概要

外貌醜状とは、交通事故の負傷により身体に酷い傷跡が残った後遺障害のことです。自賠法施行令では、外貌は「醜状」と言い、上肢と下肢の露出部は、「酷い跡」と表記します。

顔や頭、首などの外見に酷いありさまが残ってしまうと、被害者は精神的苦痛を負うことになります。のみならず、日常的に人目につき、印象も悪くなる等、将来において、多大な不利益をもたらします。

そのため、外貌醜状が残った場合は、後遺障害等級の認定を受けることができます。

男女差は撤廃されている

じつは、外貌醜状の後遺障害には、2010年以前は、等級に男女差がありました

「著しい醜状」の場合なら、女性が7級のところ男性は12級、「醜状」を残す場合なら女性が12級のところ男性は14級となっていました。

しかしながら、このような扱いは男女平等に反する「違憲」である旨の判決があり、これを機に上記の区別は撤廃されました。

2010年以降は、外貌醜状の後遺障害等級は男女ともに同じ基準になって判断されます。

外貌醜状の後遺障害等級認定

外貌醜状になると後遺障害等級認定を受けることが出来ます。その後の示談交渉でも重要になってくるポイントですので、しっかりと知識をおさえておきましょう。

外貌醜状の後遺障害等級

外貌醜状の認定される後遺障害の等級は、次の通り外貌醜状は3段階、上肢と下肢の露出部の醜状は1種類の等級が設けられています。

表:外貌醜状の後遺障害等級

区別

等級

障害の程度

外貌

712

外貌に著しい醜状が残っている状態。

916

外貌に相当程度の醜状が残っている状態。

1214

外貌に醜状が残っている状態。

上肢

144

上肢の露出部にてのひらの大きさの酷い跡が残っている状態。

下肢

145

下肢の露出部にてのひらの大きさの酷い跡が残っている状態。

等級の認定基準は?

外貌醜状の等級認定の基準は下記の通りになります。

区分

後遺障害の基準

外貌に著しい醜状

頭部は、手のひら大以上の瘢痕

頭蓋骨は、手のひら大以上の欠損

頚部は、手のひら大以上の瘢痕

外貌の相当程度の醜状

原則として長さ5cm以上の線状痕

外貌の醜状

頭部は、鶏卵大面以上の瘢痕

頭蓋骨は、鶏卵大面以上の欠損       

顔面部は、10円銅貨大の瘢痕、あるいは長さ3cm以上の線状痕

頚部は、鶏卵大面以上の瘢痕

障害補償対象外の場合

瘢痕、陥没、線状痕が眉毛、頭髪に隠れる程度のもの

露出面の醜状障害

上肢にあっては肘関節以下

下肢にあっては膝関節以下

範囲は手のひら大の酷い跡

2個以上の瘢痕、あるいは線状痕

火傷治癒後の黒褐色変色、あるいは色素脱失の白斑

露出面の2分の1程度に醜状を残すものは後遺障害12

外貌、露出面以外の醜状

両上腕、または両太腿にあってほぼ全域

胸部、および腹部にあって全域

背部、および臀部にあって2分の1の面積

上記の面積に及ぶ傷跡を残すものは後遺障害12

両上腕、または両太腿にあってほぼ全域

胸部、および腹部にあって2分の1の面積

背部、および臀部にあって4分の1の面積

上記の面積に及ぶ傷跡を残すものは後遺障害14

外貌醜状の後遺障害の主張立証

もし、後遺障害等級の認定を受けられたとしても、例えば示談や裁判では、その等級に対応する労働能力喪失率が認定されないというケースが、少なくありません。

したがって被害者側が出来る対策として、外貌醜状の後遺障害の主張、立証が大切になります。

その醜状の程度、またそれが日常生活において隠すのが難しいものであること、

そして被害者にとって精神的苦痛が大きいことが、労働能力喪失率を認めさせる上でポイントとなります。

  1. 対人関係が消極的になるなど、将来におよび円満な対人関係の構築に悪影響がある
  2. 被害者の職業において外貌醜状により、業務遂行に支障をきたしている
  3. 被害者の実際の減収、昇格、昇進への障害につながっている

...などの事実関係を、具体的な事例を指摘しつつ、詳しく正直に主張して、立証することが大切です。

外貌醜状の慰謝料請求

それでは次に、交通事故における外貌醜状の慰謝料請求について見ていきましょう。後遺障害等級が認められた後、請求できるのが後遺障害慰謝料と逸失利益です。

外貌醜状の慰謝料の相場は?

まずは、外貌醜状の、後遺障害慰謝料の相場をまとめました。

ただし、保険会社との示談の交渉次第で、大きく変動することもあるので、あくまで参考程度に留めてください。

表:骨折の後遺障害慰謝料の相場

等級

自賠責基準

任意保険基準(目安)

弁護士会基準

7

409万円

500万円

1000万円

9

245万円

300万円

690万円

12

93万円

100万円

290万円

14

32万円

40万円

110万円

逸失利益の認定は難しい?

外貌醜状の損害について、示談交渉でもっとも争点となるのが、逸失利益に関してです。

というのも、逸失利益は、

  1. 事故前後での利益状態の差を補償する
  2. 労働能力喪失による損害を賠償する

...という考え方のもとに、損害を賠償するものとしています。

この点、外貌醜状の後遺障害は、それ自体が身体機能や能力を損なうものではないので、上記の原則を貫く限り、外貌醜状による逸失利益は認められない、という結論が導かれます。

しかし一方で、外貌醜状により、その人が就労に影響を及ぼすことも、否定できません。

また過去の裁判の判例から、

  1. 外貌醜状により労働に直接的な悪影響が及ぶ場合
  2. 労働能力以外で、対外的活動が消極的になるなどの影響がある場合
  3. 直接的、間接的に労働能力に影響が無いのなら慰謝料の増額はしない

....という一定の指針が導かれており、該当するケースでは逸失利益が認められています。

ただし、上記のような示談交渉を、被害者が自力で行うことは難しいでしょう。まずは、交通事故に詳しい弁護士に相談することを、ご検討ください。

逸失利益の獲得のためのポイント

外貌醜状の、逸失利益を獲得する上で、「労働能力喪失率」が争点となることは、既に記しました。

ここではさらに詳しく、逸失利益を獲得するために、検討すべき要素を解説いたします。

醜状の程度

逸失利益を獲得する上で、一番重要な要素が「醜状の内容と程度」です。

これが「著しい」と認められることが、逸失利益が認められる上で、最大のポイントとなっています。つまり、外貌醜状が労働において、

  • 円満な意思疎通
  • 対人関係の円滑化

...を阻害する程「著しい」ことが、逸失利益の条件です。また、その程度が「著しい」ものであればあるほど、金額も大きなものとなっているわけです。

被害者の職業

交通事故以前に、外貌が重要な要素を占める職業、

例えばモデル、ホステス、俳優などだった場合も、一定の労働能力の喪失とみなされ、逸失利益が認められます。

なお、そのほかにフィットネスジムのインストラクターや、バーテンダー、でも逸失利益が認められたケースがあります。

被害者の性別

外貌醜状の重症度は問わず、女性の方が男性の事例よりも、幅広く逸失利益が認められる傾向があります。

この点は、現在の男女の社会一般の評価に照らし合わせても、外貌醜状による対人関係の悪影響は、男性よりも女性の方が大きいと理解されていることから、そのような傾向になることは、やむをえないと、いわざるを得ないでしょう。

被害者が未成年、若年者の場合

未就労の若年者の場合は、外貌醜状により将来の就労への支障がある可能性が高いと認められれば、逸失利益が認められます。

昇進、昇格への悪影響

外貌醜状が原因で、何事にも積極的になれず、仕事の能率や意欲に悪影響がおよび、昇進・昇格の支障が出る可能性がある場合、あるいは、対人関係や対外関係に消極的になる等の支障が生じている場合、逸失利益が認められる可能性があります。

逸失利益の裁判例をチェック

外貌醜状の後遺障害となった場合、等級認定によって定められた労働能力喪失率どおりには逸失利益を算出しないことがある、ということは上記でも述べました。

実際の裁判例で、逸失利益がどの程度認められているかを把握して、予め対策がとれるようにしておくことが大切です。

事例①:接客業務への支障を考慮して逸失利益が認められた

大阪地判平成22315日 交民432332

結論

外貌醜状による労働能力喪失は60%とし、逸失利益2300万円を認めた

要点

醜状が著しく、接客業の業務遂行に当たる影響が大きい

被害者の属性

料理専門店の経営者の女性。症状固定時52歳。

交通事故内容

交差点で道路横断中、普通乗用車に衝突され頭部、顔面打撲、眼窩骨折などの傷害を負い、外貌醜状7級、神経症状14級、眼科6級と、外貌醜状の程度は著しい。

事例②:醜状障害だが労働には影響しないので逸失利益は認められず

横浜地判平成26912日 交民4751152項 自保193640

結論

逸失利益は認められないが、女性として周囲の視線が気になるなどの、悪影響を考慮して1200万円を認める。

要点

会話が困難になるような特別な事情がない限り、仕事を行えなくなるとはいえず、逸失利益は斟酌できない。

被害者の属性

歯科衛生士の女性。症状固定時43

交通事故内容

自動車で交差点を走行中、普通乗用車と正面衝突し、右足関節捻挫、顔面挫創、顔面痕痕拘縮、顔挫滅創、右顔面外傷瘢痕の障害を負い、線状痕により後遺障害等級712号。

事例③:下肢瘢痕による逸失利益が否定され慰謝料で考慮

東京高判平成261224日 自保194230

結論

「労働能力に影響なし」との判断で逸失利益は認められなかったが、瘢痕による精神的苦痛による影響が成長過程に及ぼすことを考慮し、後遺障害慰謝料180万円を認める。

要点

被害者側は、タレントなどの美観が就労に影響する職業に、従事する余地が奪われたと主張。だがタレントスクールに所属するなどの可能性や蓋然性を窺わせる主張、立証がみられなかったとし、逸失利益は認められなかった。

被害者の属性

未就労の男児。症状固定時6歳。

交通事故内容

自動車で走行中、交差点で大型自動車と正面衝突し、左足背部の植皮手術後の瘢痕で。後遺障害等級14級。

事例④:外貌の変化が昇進昇格に影響を及ぼすとして逸失利益を認める

大阪地判平成26627日 交民473809

結論

労働喪失率14%とし、69歳までの29年間1262万円の逸失利益を認める。

要点

労働能力の喪失を本人の努力で補っており、関節障害の労働能力喪失は10年ほどで漸滅して消滅するが、将来営業職に異動する可能性があり、外貌の変化が、昇進昇格や転職に影響を及ぼす度合いは大きい。

被害者の属性

サラリーマン。症状固定時38歳。

交通事故内容

事故により顔面挫滅創、手術跡が残り(7級)、左橈骨骨折による関節障害(12級)の後遺障害を残した。

まとめ

研究

上記での述べてまいりましたが、慰謝料を受け取る際、被害者は外貌醜状による後遺障害が残ったことにより、将来どのような就労上の不利益があるのかを、具体的に主張立証していくことが大切です。

しかし、このような交渉を行うには、被害者が自力で進めていくのは難しいです。交通事故に詳しい弁護士に依頼して、適切な対処や準備を行うことを、お勧めいたします。

  • 交通事故で外貌醜状となった場合、後遺障害慰謝料を請求できる。
  • 後遺障害慰謝料を受け取るには「後遺障害等級認定」が必要。
  • 交通事故で外貌醜状となった場合の慰謝料を受け取るには被害者の主張立証が大事
  • 交通事故で外貌醜状となった場合、弁護士に依頼すべき

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